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税理士プロフィール
京都府城陽市出身。
奈良産業大学経済学部経済学科卒業。大学在学中に奈良の魅力を感じ、将来奈良で税理士事務所を経営できればと思うようになりました。
大学卒業後は2件の会計事務所を勤務し、平成16年に奈良県生駒市で井上勇夫税理士事務所を開業しました。
平成19年には行政書士登録をし、会社設立・許認可申請などの業務も行っています。
税理士いさお先生の130%お得情報ブログ
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2017/03/14
何ごとも結構 ~パナホーム通信3月号~

みなさん、こんにちは。
奈良県生駒市の井上勇夫税理士事務所 行政書士業務担当の足立 隆です。

昨日はパナホーム通信3月号の「賃貸住宅における省CO2促進モデル事業」について書きました。

2日目の本日は、松下幸之助著「経営心得帖」より「何ごとも結構」について書いていきます。

松下幸之助 経営の心得

「何ごとも結構」

私は幼いころに家が傾いたので、数えで11歳のときに奉公に出ました。今日では実労8時間などと1日の勤務時間がきまっていますが、その当時は朝早くから夜の10時まで、決まった休憩もなかったものです。また休日も、お盆とお正月を除いては年中無休でした。だから仕事が終わってから勉強する時間もありません。

そんな私を見ていて、母は、読み書きは十分覚えておかないと大きくなって困るから、どこか会社へ給仕として勤務し、夜学へでも行ったらどうかと勧めてくれました。私も大いに気が動いたものです。しかし、父は反対でした。いったん商売の道に入ったのだから、一筋に商売人になれというのです。そんなことで結局、17歳まで奉仕を続けました。

しかし、今考えてみますと、そのことにより私は商売のコツというものを習い覚えることができたように思うのです。それは後に大変役に立ちました。だから私の勉強したいという希望が自分の思うようにいかなかったことも、一面で幸せだったわけです。

このように運命というものは不思議なものだと思います。人はみなそれぞれ志を立てるのですが、なかなか思い通りにいかないし、実現もしにくい。けれども希望とは逆の道が自分にピッタリ合って成功する場合もある、私はこう思うのです。

自分でものを考え、ものを決めるということは、全体から見るとごく少ないのです。自分1人では、どうしても視野が狭くなりがちです。自分が分かっているのは世の中の1パーセントだけで、あとの99パーセントは分からないと思えばいいでしょう。あとは暗中模索です。

だから、あまり1つのことをくよくよ気にしない方がいいのではないかと思います。初めから何も分からないと思えば気も楽でしょう。とにかく人間にはさまざまな姿があっていいと思うのです。恵まれた生活も結構、何ごとも結構という気持ちが大切だと思うのです。

松下幸之助 『経営心得帖』 (PHP文庫)より転載

【出典】 パナホーム通信 2017年3月号