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税理士プロフィール
京都府城陽市出身。
奈良産業大学経済学部経済学科卒業。大学在学中に奈良の魅力を感じ、将来奈良で税理士事務所を経営できればと思うようになりました。
大学卒業後は2件の会計事務所を勤務し、平成16年に奈良県生駒市で井上勇夫税理士事務所を開業しました。
平成19年には行政書士登録をし、会社設立・許認可申請などの業務も行っています。
税理士いさお先生の130%お得情報ブログ
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2017/02/10
上位者に訴える ~パナホーム通信2月号~

みなさん、こんにちは。
奈良県生駒市の井上勇夫税理士事務所 行政書士業務担当の足立 隆です。

昨日はパナホーム通信2017年2月号の「平成28年所得税確定申告の主な改正点」について書きました。

本日は、松下幸之助著「経営心得帖」より「上位者に訴える」について書いていきます。

 

松下幸之助 経営の心得

「上位者に訴える」

経営を進めていく場合、自主責任経営といいますか、それぞれの人が会社の基本方針にのっとりつつ、責任をもって自主的に仕事を進めていくという姿はきわめて好ましいと思います。いわゆる"命これに従う"ということで、いちち上位者に指図され、いちいち上司にきいて仕事をしていたのでは、成果も上がらず、人も育たないでしょう。やはり全員が独立性を持って仕事をし、経営をしていくということでありたいと思うのです。

ただそれは平常時のことで、うまくいかない非常に困難な場合、思案に余る場合でも、そのままやれということではありません。自分が最善を尽くしていてもなお、これがいい方策だという確信が生まれない場合は、ただちに上位者に、自分は迷っているのだということを訴える必要があります。そういうことをせずに、1ヶ月、2ヶ月とだんだん状態が悪化していくままに自分1人で悩んでやっているのは、思わざるもはなはだしいといわなくてはなりません。

もちろん、上位者も神様ではありませんから、そういうことを訴えられても、なるほど困ったなと思案に余ることもありましょう。そのときは、外部に教えを請うたらいいと思います。自分たち以外の人で知っている人がいるかもしれない、そういう人に教え請おうじゃないか、ということを考えなければならないわけです。それは決して恥ずかしいことではなく、むしろ誠意ある行いだと思うのです。

私の場合も、だいたいは自分で判断してきましたが、ときに思案に余ることがありました。そういう場合に改めて外部の人に教えを請うのです。必ずしも自分より地位の高い人に限ったことではありません。違った角度からものを見た場合にはどのようにこれを批判してくれるかということも非常に参考になると思います。そういうものをヒントにして自分の決心を決めれば、決して行きづまることはないでしょう。

自分だけでそれを握って、自分だけで悩み、上位者に訴えない。上位者はうまくいっていると思って安心している。どうしてもいけなくなって、訴えたときにはすでに手遅れだということが実際にあると思います。

具合の悪いときは瞬時も早く上位者に報告して指示を仰ぐ、それがほんとうの責任経営だと思うのです。

松下幸之助 『経営心得帖』 (PHP文庫)より転載

【出典】 パナホーム通信 2017年2月号