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税理士プロフィール
京都府城陽市出身。
奈良産業大学経済学部経済学科卒業。大学在学中に奈良の魅力を感じ、将来奈良で税理士事務所を経営できればと思うようになりました。
大学卒業後は2件の会計事務所を勤務し、平成16年に奈良県生駒市で井上勇夫税理士事務所を開業しました。
平成19年には行政書士登録をし、会社設立・許認可申請などの業務も行っています。
税理士いさお先生の130%お得情報ブログ
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2017/01/08
魂を入れた教育 ~パナホーム通信1月号~

みなさん、こんにちは。
奈良県生駒市の井上勇夫税理士事務所 行政書士業務担当の足立 隆です。

昨日はパナホーム通信2017年1月号の「都道府県地価調査に見る全国の地価動向」についてブログを書きました。

2日目の本日は、「魂を入れた教育」について書いていこうと思います。

松下幸之助 経営の心得

「魂を入れた教育」

”事業は人なり”と言われるように、人材の育成ということは非常に大切だと思います。それで、最近では、どこの会社や商店でも、従業員教育に力を入れ、そのための制度や組織を設けたりもしているようです。ただ私は、そのような従業員教員のための制度や組織を立派なものにしていくことももちろん大事だと思いますが、何よりも大切なのは、その教育にいわば魂を入れることだと思うのです。

それはどういうことかといえば、会社であれば経営者、商店であれば店主の人格の反映というものがなくてはならないということです。それが一番大きな教育法だと思います。

といっても、経営者なり店主が非常に立派な人格者で、なんでも模範的でなければならないということではありません。そんなことはなかなか難しいし、 第一それでは窮屈で、疲れてしまうでしょう。決して神様である必要はない、というよりあってはならないと思います。普通の人間であっていいというま、人間的欠点を持っていていいし、またそれをさらけ出していいと思うのです。私の言う人格と、人間的欠点とは両立するわけです。

ただ、大事なのは、その働きにおいて模範的でなければならないということです。言い換えれば、熱心であるということになると思います。欠点はたくさんあってもいいし、随所にボロが出るという事でもいい、けれども、店主であれば、この店を経営していこうという熱意においては、どの店員と比べても最高でなくてはならないと思うのです。そういうところから、店主としての模範的な働きも生まれてくるでしょう。そして昔から「頭が動けば尾も動く」というように、店主がそういった動きをすれば、自然、従業員にも反映して、従業員の模範的な働きが生まれ、人が育ってくると思います。 

けれども、いかに学問があり、立派な才能を持っていても、熱意が少ないと人はついてきません。それでは、どんなに従業員教員の制度や組織だけを整えても、本当には人は育ってこないと思います。

それとともに大事なのは、部下の意見に耳を傾け、これを十分にくみ取ることです。そのことは、衆知を集めて経営の成果を上げるといる面からももちろんなのは言うまでもありません。けれども、ただ単にそれが会社なりお店の経営にプラスするだけでなく、部下の意見をくみ取ることは、その人に自信を持たせ、成長させることにもなると思います。その意見に耳を傾けることをしなければ、部下の人もいつしか意見を出さなくなり、その成長も止まってしまうのではないでしょうか。

ですから、人材の育成を願うならば、まず経営者自身、店主自身が商売に熱意を持つとともに部下の意見を十分にくみ上げることがきわめて大切だと思うのです。 


松下幸之助著 『経営の心得帖』  (PHP文庫)より


【出典】 パナホーム通信 2017年1月号